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福島の歌人佐藤さん [物語]

 わが町は稲あり魚あり果樹多し雪は降らねどああ原発がある
 鼠通るごとき道さへ舗装され富む原発の町心貧しき
 原発事故にとみに寡黙になりてゆく甥(おい)は関連企業に勤む
 いつ爆ぜむ青白き光を深く秘め原子炉六基の白亜列(つら)なる

これらの歌を詠まれたのは現在82才の佐藤祐禎さんです。佐藤さんは福島に原発が建設されることになったとき、両手を上げて賛成し、建設現場で働いていました。しかし配管の溶接工事など働いているときに、手抜きやごまかしを見たことをきっかけに原発への疑問が湧き、反原発の歌を紡ぎ、この歌集「青白き光」を2004年に自費出版しました。

予言のようだと評価され、現在再販されているようです。(東京新聞の記事より) 


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おかえりなさい、はやぶさ [物語]

「おかえりなさい、はやぶさ」というビデオを借りてきました。少し前にプラネタリウムで見たのと同じかもと思っていましたが、全く違うものでした。
プロジェクトメンバーの山口プロマネ、国中さん、矢野さんやCGの池下さんたちのインタビューを中心としたものでした。
すばらしい! 3回見ました。
音楽も素敵でした。


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ハヤブサ君 [物語]

ハヤブサが地球に帰還したのは6月ですね。ハヤブサが抱きかかえ命と引換えに地球に戻したカプセル(卵)は現在JAXAの相模原キャンパスで内容の調査が進められています。どうやら眼に見えるような物質はないようです。
でも、私はハヤブサがイトカワに着陸して想像を絶する過酷な試練をくぐり抜けて地球に卵を戻した、それだけでハヤブサの使命は達成したと思っています(世界初の快挙なんですよ)。
先日科学博物館でハヤブサとその卵(いずれも同型の模型)をみてきました。本当に小さいです。こんない小さいハヤブサが遥か彼方のイトカワ(イトカワは東京駅程の大きさ)に到達し、サンプルリターン後,エンジンの不調を乗り越えて帰還のルートに乗ったことだけでも驚きでした。
川口さんがハヤブサに最後に地球を見せたいと,姿勢を変えることを提案したとき(残り時間わずか2時間),誰一人反対する人はいませんでした。そしてハヤブサから最後に送られてきた写真、それは美しい青い地球です。この写真をみて川口さんは目がうるんだとおっしゃっています。ありがとうハヤブサ!
詳しく伝えられていませんが,オーストラリアでカプセルを見つけ回収する作業さえ,本当に多くの苦労とたくさんの方々の働きがあったと聞いています。
今回,なんといっても「イオンエンジン」が注目です。世界中で日本の技術に注目しています。
とても地味ですが,日本の技術の優秀性が証明されました。
川口さん矢野さんをはじめ関係者の方々に心から感謝です。

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へんなノリが出来てしまって・・・ [物語]

ノリの研究をしている一人のアメリカの研究者が、1969年ヘンなノリを作ってしまいました。
ちゃんと張り付くけれど、はがすことが出来る。明らかに失敗でした。
ところが彼はこれを捨てきれなかったのです。「何かにつかえるかも?」
彼はこのノリについて社内でアイディアを募集しました。
ある日一人の研究者が教会で讃美歌を歌っていた時、讃美歌の本のページに挟んでいたしおりがぱらりと落ちました。
そのとき! 彼は例の失敗のノリを思い出したのです。貼ってもはがせる、また貼ることが出来る。
今では当たり前、なんでもないことのようですが、当時は驚きだったことでしょう。
そして紆余曲折があり、1977年サンプルがアメリカの大きな都市に配られました。
これでおわかりですね。いわゆるポストイット誕生のお話しです。
1981年、日本でも発売になりました。今から30年近く前のことになります。
日本で発売された当時のポストイットをお持ちの方がおっしゃってました。「今でもちゃんとくっついてますよ」って。
失敗から大発明がされた事例や製品はポストイットに限らず結構有るようです。
「失敗を恐れない」、「失敗から学ぶ」などいろいろの言葉がありますが、私たちにも勇気を与えてくれるエピソードです。
私はポストイットを愛用しているので、とても嬉しいお話しでした。



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赤毛のアン [物語]

私が少女だった頃、女の子はみーんな読んでいた「赤毛のアン」。
今年はアンの作者モンゴメリィ生誕100年だとか(ちょっと自信ないけど)で、「赤毛のアン」の特集が昨日NHKで放映されました。
懐かしい。そういえばあれから読んでいなかったわ。
友人はアンのふるさとプリンスエドワード島に行ったことを嬉しそうに自慢していました。
私も行きたい。テレビや写真で見るととても美しいところ。アンの時代そのままの町があるんですって。
中学生の頃、洋子さんとよくアンの話をしていたのを思い出します。
西の空が茜色に染まるまで学校の側の空き地で。
今はどうなのかなぁ。やはり少女達の愛読書になっているのかしら?

ところで、この特集に茂木健一郎が出ていてビックリしました。
男の子だから(当然だけど茂木さんも当時は子供だった)赤毛のアンを読んでいるのは恥ずかしくて、ひそかに愛読していたのですって。茂木さんはマシューが大好きだそう。そうだろうなぁ。
そしてあのずば抜けて優秀な脳のどこかに「アン」の引出があるのだと思うと、ふふふと微笑まずにいられない。


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I Am a Thousand Winds [物語]

I Am a Thousand Winds

Don’t stand at my grave and weep
I am not there, I do not sleep
I am sunlight on ripened grain
I am the gentle autumn rain

I am a thousands winds
I am a thousand winds that blow
I am diamond glint on snow
A thousand winds that blow

Don’t stand at my grave and cry
I am not there, I did not die
I am swift rush of birds in flight
Soft stars that shine at night

(Words: Author unknown)


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酒場を吹き抜けたメンデルスゾーン [物語]

「その人」は長身で日本人離れした彫りの深い美青年。日本の着物が好きで紺の着物に、きりりと角帯を締めていた。父親が残した莫大な借金の返済のため、金を借りた銀行に勤めながら、母と妹3人を養っている。その人は学生時代ヴァイオリンを弾いていて将来はプロの交響楽団に入るのが一生の夢だった。
この本「音楽の光と翳」の作者(吉田秀和)が北海道の実家で夏休みを過ごし、東京に帰るという数日前、その人に「お別れの印に・・・」と顔なじみの路地裏のバーに連れて行かれた。酒を前におしゃべりしているとヴァイオリンを手にした流しがきて、流行歌を歌い出した。その歌が終わった時、その人がうやうやしく「ちょっと拝借願えませんでしょうか」とヴァイオリンに手を向けた。ヴァイオリンを受け取るといきなり、メンデルスゾーンのヴァイオリンコンチェルトを弾き出した。「初秋の野をゆく風のようにさわやかで軽い金色の音の流れではじまる。(中略)その音の風は、一瞬にして静まりかえったバーの中をいっぱいになって拡がりながらどこかに吹き抜けて行った。」「私は、これから何回もこの曲を聴くことになろうとも、こいう演奏にぶつかることは二度とないことだけは、はっきりとわかった」と作者は書く。
この文章を読んだとき、私はありありとその光景が見え、流れるヴァイオリンの音色が聞こえた。もう30年ほど前に読んだ本だけれど、メンデルスゾーンを聴くとき、ヴァイオリンを聴くとき、ふと思い出す一文です。
「その人」は今どうしているのでしょうか?


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月の砂漠を [物語]

学校の図書館で何気なく借りた、月の砂漠をさばさばと [北村薫著]。
暖かく、ふんわり、そしてほろり。
なんだか、シロクマの親子のようです。
私もこの少女のような年代(小学生)の頃から母と二人暮らしをしていましたが、張りつめて、生きることに精一杯で、お互いを思いやるゆとりがなかった。いつ家出をして死のうかと胸をたぎらせていたのを思い出す。
そんな自分の少女時代に重ねて、笑いつつ切なく読了しました。
お勧めの一冊です。
 月の砂漠をさばさばとのあとは「サバのみそ煮が・・・」と続いておかしい。
そうそう、挿絵も可愛いです。


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バベルの塔 [物語]

ブリューゲルの絵で有名な塔。旧約聖書の創世記ではバビロンという町に建てられたと書かれている。
人々が「天まで届く塔のある町を建て、有名になろう」といって、レンガを積み上げてどんどんどんどん高い塔を作っていた。
それを見た神が「一つの民が一つの言葉で話しているからこんなことをはじめたのだ。これでは彼らが何を企てても妨げることができない」と考えて、「互いの言葉がわからないようにしよう」と実行なさった。人々は突然相手が何を言っているのかわからなくなり、散らされて行き、建物は完成されなかった。
お陰で私は日本語しかわからなくなった。
力を合わせて何かを実現するためには、共通の言葉が必要だというふるーい、ふるーい教訓。
コミュニケーションの大切さを紀元前にこんな物語で教えていたのだった。


児童文学から「のっぽのサラ」 [物語]

パトリシア・マクラクラン作 のっぽのサラ
図書館で30分ほどで読んでしまった児童書。
海大好きのサラはのっぽで不細工な女性。新聞広告で再婚希望の二児の男性のお家に行きます。子供達は一目でサラが気に入ってどうか私たちのお母さんになって欲しいと思います。サラは動物たちと家族が大好きになって行きます。
本当に短いお話しなのに、子供達、犬や猫、羊や馬や鶏、草原や畑や花壇、そしてサラの大好きな海、それらが輝く存在感で語られる。本当に不思議は物語。短い物語の中に、それらがぎゅーっと凝縮されている。
読んでいる間、読み終わってからも、とても幸せな気持ちになりました。


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